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着物の種類や生地の選び方で失敗しない方法

着物は一見どれも同じように見えて様々な種類があり、着用シーンに合わせて多種多様な生地が使われています。

例えば成人式で多くの女性が着用する着物は振袖が好まれ生地は絹素材が一般的で、お作法の教室で着用される着物はウールや木綿の色無地や小紋が好まれるなど、着用シーンによって大きく異なります。

着物の種類や生地について説明するうえで、どのように着物が作られているのかを知るのも大切なポイントです。

衣類としての着物が出来上がるまでには、様々な工程を経ています。まず反物という一枚物の布を、染め、織り、そして着物という衣類に仕立てます。

着物を構成する生地の素材はいくつもあり、仕立てられる形状も異なれば使われる素材も異なり、着用する目的や着用しても良い時期によっても変わります。

さらに着物には「格」というものがあり、格式高い場所に赴くときはそれ相応の素材でなければなりませんし、種類が制限されます。

ここでは「きもの」の世界に触れつつ、それぞれの着物の種類と素材や見分け方を紹介していきますので、参考になれば幸いです。

素材ごとの特徴

絹の特徴

絹は別名正絹とも呼ばれ、昔ながらの技法で仕立てられた着物の多くは正絹で織られています。

この素材で織られた着物の特徴は、手触りがよく、美しく上品な雰囲気が感じられることでしょう。

絹はいわゆるシルクですから、よく体になじみ、体のラインを美しく魅せてくれます。そんな絹にも弱点があり、それは汚れやすく湿気に弱いという点です。

シルクは洋服においても上質な生地として有名で、触りの良さや柔らかさなどの品質は、晴れの場に合う素材としてトップクラスです。

また、多くの方がイメージする華やかな「きもの」のイメージに該当する鮮やかな模様が描かれた振袖や、奥ゆかしい模様の訪問着の素材はほぼ絹と思って良いでしょう。

そして、絹の着物の代表格といえば、なんといっても縮緬(ちりめん)ではないでしょうか。

縮緬(ちりめん)は縦糸と横糸を独自の製法で織りあげ、生地の表面に「シボ」と呼ぶ細やかな凹凸を出します。このシボは縮緬が持つ独特の風合いの元となっており、独特な凹凸があることで奥ゆかしい色合いを感じさせ、長年に渡り愛される秘訣であるといえます。

縮緬で織られた着物は振袖や訪問着、小紋など礼装を着用する場合において違和感ありません。

さらには「友禅縮緬」という友禅染にした縮緬も存在する程、礼装の場においてはポピュラーといえるでしょう。

木綿の特徴

木綿は別名コットンとも呼び、絹のように様々な産地があります。

そして値段も安価なものから高価なものまで様々あり、着物の「格」においては普段着の部類に入る素材で最もポピュラーといえるでしょう。

木綿の良さは肌触りがよく色を染めた際の発色の良さは絹に迫るレベルです。そんな木綿にも弱点があり、シワになりやすい点です。

また、日光などの強い光に対しては変色しやすい面もあります。そんな木綿は汗を吸収しやすい性質を持ち、特性を生かして浴衣などで使われています。

麻の特徴

通気性に優れた特性を持っているので、夏場に着用される着物は麻素材のものが圧倒的です。

麻の着物は染色が得意ではありませんので、どちらかといえば落ち着いた色合いの着物が多いです。

また、麻はシワになりやすいので注意してください。和服に使われる麻は世間一般で知られている品種ではなく、本麻と呼ばれる部類のものが使われています。

麻素材で成り立つ織物は上布が有名です。肌触りはゴワゴワしており、やや硬めの手触りと感じる方もいらっしゃいます。

着物を構成する素材の中で最も通気性が高く、絹や木綿に比べて軽いです。

ウールの特徴

ウールは落ち着いた色合いの柄の割合が多く、他の素材のように派手めの柄は少ないです。

落ち着いた色合いですから、様々なシーンでの汎用性が高いといえるでしょう。

ただし、ウールは寒い時期向けの素材というだけあり、かなり暖かいですから、夏場や気温が上がる時期の着用はおすすめできません。

化繊の特徴

化繊は別名ポリエステルとも呼び、この着物は安価で、かつ高価な着物に近しい見栄えなので、気軽に着物を楽しみたいとお考えの方にはベストな素材かもしれません。

さらにはお手入れが困難な昔ながらの着物に比べて洗濯をしてもシワになりにくく、汚れを気にせず楽しめるメリットの多い素材です。

しかしデメリットもあり、保温性に欠け、柄の絵柄があまり映えにくい特性があります。

そしてもう一つ、着物の買取市場ではほぼ査定対象外にされるケースが圧倒的です。

ですから着物をたくさんお持ちの方は一度着物の素材を調べてみましょう。

着物の生地の見分け方

絹の見分け方

絹は肌触りが大変よく、なめらかな感触です。後ほど紹介する化繊(ポリエステル)と手触りや肌触りがよく似ています。

着物に詳しい方なら触った時の違いに気付きますが、着物に詳しくない方ですと違いが分かりにくいですね。

化繊は絹に比べてやや軽く、絹の方がしっとりした手触りです。ポリエステルは汗をかいたときに肌に張り付く感触があり、着心地が化繊よりも良いので実際に着用してみると違いがわかるのではないでしょうか。

麻と木綿の見分け方

麻と木綿はとてもよく似ています。違いとしては、木綿のほうが繊維が一律ではなくからまっており、ゴワゴワした印象が強いです。

反対に麻は繊維が長く、木綿と比べてツルツルしています。

ウールの見分け方

ウールは動物の毛を使っている性質の関係で、やや毛羽立ちを感じます。

毛羽立ちは他の素材ではまず感じることはなく、ウール独特の感触といえます。

そしてウールは肌に触れた時にチクチクした感触もあるので、もしそのような感触はこの素材と思って良いでしょう。

そして、当然ではありますが、ウールは冬物の着物に多くみられる素材です。

化繊の見分け方

絹とよく似た手触りです。なかなか着物に詳しい方でなければ瞬時に見分けるのは難しいかもしれません。

そして今は化繊の技術も劇的に進歩し、昔よりもさらに見分けのつかない化繊素材も登場してきました。手触りは似ていますが、触れたときに乾いた手触りを感じると、化繊の可能性があります。

着物以外で身近なモノだと、ふろしきは化繊が使われていることが多いです。

高い着物の理由?なぜ高い?見分け方について

着物を購入するとき、着物の価格設定がよく分からないと感じる方は多いのではないでしょうか。

実際に、着物は何百万円もするような高級なものから数万円で買える安いものまで、価格の幅が非常に大きい商品です。

単純に「値段の高い着物=良いもの」と考えられがちですが、一概にそうは言えません。

特に、バブル期には「着物は高い方がよく売れる」などと言って適正な価格よりも不当に高い価格設定をして着物を販売するような業者がありました。

適正でない価格で着物を買ってしまうことを避けるためにも、高い着物とリーズナブルな価格の着物の違いや見分け方を把握しておく必要があります。

そこでこの記事では、高い着物とリーズナブルな価格の着物の違いと、その見分け方のポイントをご紹介します。

着物を購入する、または買取に出す際には、着物の価格相場を知る上での参考にしてみてください。

生地の種類

着物の価格を大きく左右するポイントが、使われている生地の品質です。

着物の生地にはさまざまな素材の糸が使われており、素材によって価格が変わってきます。

また、使用している糸の本数によっても、着物の価格は変わります。

糸の密度が高く、使用されている糸の数が多い着物の方が価格は高くなりやすいです。

糸の密度が高い着物はずっしりとした重みがあります。

一方、使用されている糸が少ない着物は安価になる傾向があります。

以下では、着物に使われる主な生地の素材についてご紹介します。

絹は、高価な着物に多く用いられている素材です。

素材として絹を使うと、光沢があり、気品のある美しい生地ができます。

体になじみやすく動きやすいですが、湿気に弱く傷みやすいため扱いには注意が必要です。

正絹(しょうけん)という絹100%で作られた生地の着物が最も高級とされます。

木綿

木綿も着物の生地として多く用いられる素材です。

絹糸よりも木綿糸で仕立てられた着物のほうが価格が安くなる傾向があります。

肌触りが良く、通気性や吸水性や耐久性に優れています。

ただし、縮みやすくシワになりやすいので注意が必要です。

麻を使うと、柔らかくて着心地が良く、通気性が良い生地になります。

弾力性がないため、シワになりやすく色落ちしやすい素材でもあります。

麻の利点を生かしながら弱点をカバーする素材として、綿と麻を混ぜて織られた綿麻という生地があります。

木綿の良い肌触りと麻の優れた通気性を引き継ぎながら、強度が増してシワになりにくい生地になっています。

羊毛

羊毛は冬場に最適な暖かい生地です。

吸湿性が高いですが、耐久性が弱く、虫がつきやすいという欠点があります。

ポリエステル

ポリエステルは洋服に多く使われる素材です。

自宅で洗濯ができるなど、扱いやすさが特徴です。

一方で保温性と吸湿性に乏しく、着物の絵柄が映えにくいというデメリットがあります。

ウール

ウールは保温性があり、シワになりにくく水をはじく糸ですが、湿気を吸収する性質があります。

夏用のサマーウールという種類もあります。

職人のかける手間

着物は作る工程によっても、価格が変わります。

機械織りよりも手織り、機械で柄をプリントしたものよりも手作業で染めたもの、というように職人の手間がかかるものほど価格が高くなりやすいです。

また、2度染め・3度染め・4度染めと、染める回数が多くなるとその分手間もかかるため、価格は高くなる傾向があります。

ここでは本場大島紬・江戸小紋・京友禅・加賀友禅を例にとって、職人の手間のかけかたによって価格が変わる例をご紹介します。

本場大島紬

本場大島紬(つむぎ)は、奄美大島を発祥の地とする伝統工芸品の絹織物です。

先染めした絹糸を使って織り上げることで表現する絣(かすり)模様が特徴の本場大島紬は、新品で購入すれば最低でも数十万円が相場と言われ、高級紬の代表格とされています。

通常は経糸と緯糸の両方に絣糸を用いて模様を織り上げていきます(経緯絣)。

中には「緯総絣」と呼ばれる、絣糸を緯糸だけに用いる織り方もあります。

この緯総絣では経糸に柄がないため、職人は織るのが楽になります。

そのため柄の細かさが同じであっても、価格には10倍以上の違いが出るのです。

緯総絣であっても本場大島紬には違いありませんから、「本場大島紬は数万円で販売される」ことになります。

「数万円」という価格は本場大島紬の相場と比較するとずいぶん安いですが、緯総絣のものであればこれが適正価格です。

反対に、緯総絣の本場大島紬が経緯絣のものと同様の価格で販売されていたら、それは不当に高い価格ということになります。

同じ本場大島紬であっても手間のかかり方によって、新品の販売価格で10倍以上の差が出るのです。

江戸小紋

江戸小紋は型を用いて染められる着物の一種で、遠目で見ると色無地に見えるほど細かい模様が全体に入っていることが特徴です。

模様が非常に細かいため高い技術が必要で手間がかかり、価格も高くなります。

新品で購入すれば数十万円という価格になるものも多くあります。

しかし、最近では機械によるプリント技術が高まったことから、機械で模様をプリントした江戸小紋が作られるようになりました。

機械を使うことで職人の手間がぐっと減るため、機械プリントのものは手作業で染めた江戸小紋に比べて安い価格で販売されます。

江戸小紋は手染めと機械プリントでは、やはり微妙な風合いに違いが出てきます。

機械プリントの精度が上がっていることもあり、着物に馴染みがない人にとっては手染めと機械プリントとの間にそれほど差を感じないかもしれません。

価格には大きな違いがありますので、微妙な風合いにこだわらない人にとってはお買い得だと言えるでしょう。

ただし、機械プリントの江戸小紋を「手染め」と偽って販売するような悪質な業者も出てきていますので注意が必要です。

京友禅・加賀友禅

京都の伝統工芸品である京友禅や石川の伝統工芸品である加賀友禅はともに、絹織物の白布に絵を描いて染め出した着物です。

友禅は防染のために、図柄の輪郭線にあわせて糸目と呼ばれる細い糊を乗せていくのですが、細い口金の先から一定の太さで糊を出しながら図柄を描かなければならないこの「糸目を引く」の作業はたいへん手間がかかります。

京友禅・加賀友禅はその他の工程も職人の手作業によって行われるため、数百万円という価格になることも珍しくありません。

しかし、糸目を引く作業を機械で行う「型糸目」という技術が発達したことにより、最近では10万円以下という比較的安価な友禅が販売されています。

染め自体は職人が手作業で行うことに変わりないのですが、手間のかかる糸目引きに機械を用いることにより、職人の手間を大幅に減らすことができるため、価格を抑えることができるのです。

ただし、機械で糸目を引いた型糸目は正確に同じ模様を作り続けることができますが、職人の手作業で糸目を引いた場合には全く同じ模様は2つと出来ません。

これこそが手作業の味であり、型糸目には無い付加価値だと言えるでしょう。

高い着物の見分け方は?

高い着物とリーズナブルな価格の着物を見分ける方法は、染め方を確認することが挙げられます。

着物の袖裏を確認し、染料が染みわたっておらず、白っぽくなっているものは機械でプリントしたものである可能性が高いです。

特に振袖は機械プリントのものが多く、全体的にしっかりと柄が入っているものでも比較的安い価格で販売されていることが多くあります。

また、一般的に安い着物はペラペラとしていて薄くて軽く、高価な着物は糸の本数が多いためずっしりと重いと言われていますので、これも高い着物の見分け方の1つと言えるでしょう。

さらに、高い着物を見分けるための材料として証紙の有無があります。

証紙とは有名産地の着物や伝統工芸品の着物などの組合が発行する、「本物の証」となる紙のことです。

本場大島紬や京友禅・加賀友禅にもそれぞれ組合が発行した証紙が付けられています。

この証紙が付いていれば、その着物は組合が品質を認めているため、価格は高くなる傾向があります。

ただし、本場大島紬に経緯絣と緯総絣があったように、証紙が付いている伝統工芸品の中にも価格に差が出る可能性があることは把握しておきましょう。

また、国が指定する伝統工芸品には「伝統証紙」と呼ばれる金色の証紙が貼られており、高い着物を見分けるうえでの目安になります。

証紙を着物を買取に出すときにも買取価格を左右します。

お持ちの着物に証紙が付いている場合には、買取に出すときに備えて大切に保管しておきましょう。

古い着物を寄付するメリットとデメリット

古い着物を寄付に出すメリットとデメリットは何でしょうか。

納得して寄付できるように、着物を寄付に出す前に見直してみましょう。

古い着物を寄付するデメリット

デメリットは、着物の寄付自体にお金がかかる団体がある点です。

前述したように社会貢献のために必要なお金ですが、少しでも出費を抑えたい人にとってはデメリットです。

また、寄付金と称していなくても交通費や送料としてお金を支払わなければならない団体ですと、着物を完全無料で寄付に出すのは難しいです。

古い着物を寄付するメリット

着物をゴミに出してしまうのではなく、他国で再販やリユースされて有意義に再利用されるのが最大のメリットです。

せっかく自分の手元から離れるなら、誰かに楽しく活用してもらいたいですよね。

心置きなく処分できるので、精神的負担がなく安心できます。

また、貧しい国々の子どもたちにワクチンを届け、命を救う活動に参加できます。

古い着物を寄付する方法や寄付できる着物について

「古くなった着物を寄付したいけど、どこに寄付をすればいいのか分からない」「着物が古くてボロボロだけど、それでも寄付して良いのか?」とお悩みの方は多いでしょう。

今回は古くなった着物を寄付する方法をご紹介します。

また、寄付以外の選択肢もありますので、併せて検討してみましょう。

本記事の内容を参考にして、自分にとって納得がいく処分方法を選んでください。

古くなった着物を寄付できるところはどこなのか

そもそも着物を寄付できる場所はどこなのか、どんなところかが分からないと安心して寄付できませんよね。

着物の寄付を受け付けている団体をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

着物の寄付を受付しているNPO法人へ依頼する

NPO法人の中には、寄付された着物をほぼ100%リユースしているところがあります。

国内外に多くの提携先を有し、寄付された着物のほとんどをリサイクルしています。

また、自宅まで引取便を手配してくれて、家にいながら着物を寄付できるNPO法人もあります。

着物の他にも古着・車いす・絵本・ベビーカー・ぬいぐるみ・食器などを引取可能品の対象としているNPO法人があります。

「着物以外にもまとめて処分したい」「着物を寄付によって社会貢献がしたい」と考えている方におすすめです。

世界各国へ物資支援の活動を行っているNGO団体へ寄付する

着物に限らず文房具・カバン類・スポーツ用品・化粧品・人形・など、様々な不用品を物資として世界各国に届ける活動をしているNGO団体が多いです。

もちろん着物類の中でも、帯・下駄・足袋・扇子などの小物も回収対象となり、シワや汚れなどがある傷んだ状態でもOKです。

集荷は沖縄や離島も含めて対応しており、日本全国から不用品を送れるNGO団体もあります。

利用者が集荷後に払った寄付金は日本赤十字社・国境なき医師団・交通遺児育英会などへ寄付金として送られるので、物資支援だけに留まらず幅広い活動に貢献できます。

途上国だけでなく日本国内での活動にも役立てられるので、着物を寄付するだけで日本を含めた各国の社会貢献度の高い活動に参加が可能です。

NGO団体に送った物や支払った寄付金は、すべて大切に利用されるので心置きなく寄付できますね。

リサイクル活動を積極的に行っている市民団体へ寄付する

市民によって設立された、古着・古布でつながれるネットワークもあります。

例えば2~3ヶ月に1度の定期ペースで様々な都市の回収拠点へ、着物を含む古着や古布の回収に出向いています。

主に消費者グループや生協などの市民団体が活動していますが、個人でも参加可能なところもあります。

近所に回収拠点がある場合は着物などを袋に入れて持ち寄り、遠方にお住まいの場合は直接回収工場に郵送すると着物を寄付できます。

着物・帯・和布・和装小物類を寄付した際は、少し汚れていたり破れていたりする程度ならリサイクルされます。

市民団体主催で定期的にフェアが開かれており、たくさんの着物・帯などが手頃な値段で多くの着物愛好者に引き取られます。

海外の着物愛好家にも好評であり、寄付された着物などは世界中で新しく活用されます。

フェアで集まった収益の一部を積み立てて、国内外の被災地支援に利用している市民団体もあります。

任意ボランティアでの活動なので送料は自己負担となりますが、それ以外に寄付金などのお金は発生しません。

リサイクル活動を行う市民団体は、なるべく出費を抑えつつ寄付したい人におすすめです。

大学に寄付をする

大学が運営する着物の寄付を受け付けている団体に譲る方法もあります。

たとえば、環境問題に取り組む一部の大学では「持続可能なキャンパス」を目指して、学生たちが課外活動を行っています。

学生たちは、和装文化を学んで環境に優しいライフスタイルを過ごす企画の一環で、着物を着用しています。

そのため、学生の活動に必要な着物を含む和装品(小物や履物)を、サイズや種類を問わず寄付を募っています。

自分にとってはいらない着物でも、和装文化を学ぶ学生たちに届くのであれば、処分することへの罪悪感が薄れるのではないでしょうか。

ヤバい!自宅でできるカビの応急処置について

湿気対策にどれだけ気を使っても、着物にカビが生えてしまう可能性は排除できません。

そこで、着物にカビが生えていた場合の、「とりあえず着用する」ための応急処置をご紹介します。

正しい応急処置に加えて、注意すべきNGな応急処置法も解説しますので、参考にしてみてください。

ただし、これはあくまで表面に見えているカビの落とし方です。

応急処置を行ったからといって、すべてのカビが落ちるとは考えず、着用後には着物専用のクリーニングに出すようにしてください。

着物のカビは乾いた布で払う

着物のカビを応急的に落とすためには、カビの生えている部分を乾いた布で軽く払ってカビを落とす方法がおすすめです。

軽く払う方が良いのは、力を入れて圧迫しながら拭くと、カビが繊維の奥に入り込んでより落としにくくなってしまうためです。

ここからは、さらに具体的な手順をご紹介します。

マスク・手袋は着用必須

作業の際に飛び散ったカビの胞子を吸引してしまうと、アレルギーや感染症を引き起こす可能性があります。

カビを落とす作業をするときには、マスクと手袋を必ず着用するようにしてください。

また、免疫力や抵抗力の低い赤ちゃんがいる場所では行わないようにしましょう。

加えて、これらを再利用すると、カビ菌をまき散らしてしまうことになりますので、使用した布・手袋・マスクはすぐに廃棄しましょう。

屋外で行う

カビを落とす作業は、着物を着物用ハンガーにかけて屋外で行いましょう。

ベランダや庭に物干しがあればそれを使うのが便利ですが、カビが移らないようにほかの衣類は外しておきます。

天候が悪い・屋外に場所がない、などの理由で室内で行う場合には、窓を大きく開けて風通しを良くしておきます。

その際、畳や壁、家具など屋内にカビの胞子が落ちて付着しないように、養生をしっかりとしておきましょう。

着用のタイミングまで陰干ししておく

カビが目立たなくなったら、風通しの良い室内で陰干ししておきましょう。

着用までの間にも、なるべく水分を飛ばしておくためです。

着用後は着物クリーニングに出す

応急処置によって見た目にはカビは見えなくなったとしても、この応急処置で着物のカビを完全に取ることは出来ません。

あくまで「とりあえず着用する」ための応急処置ですので、着用後は着物クリーニングに出すようにしてください。

濡れタオルで拭くとカビがさらに繁殖するので注意する

続いて、やってしまいがちなNGな応急処置法についてもご紹介しておきます。

洋服のカビ対策では、「よく絞ったタオルでカビ部分を水拭きする」という方法もあるようなのですが、これは「その後、洗濯機で洗うこと」を想定した方法です。

着物の多くは洗濯機で洗うことはできないため、この方法は使えません。

むしろ、水拭きしたことで着物が水分を含んでしまい、さらにカビが繁殖しやすい環境を作ってしまう可能性があるのです。

消毒用エタノール等での除菌は着物を傷める

着物のカビ対策には消毒用のエタノールはおすすめできません。

着物に多く使われる素材である絹(正絹)は非常にデリケートな素材で、湿気だけではなく様々な成分に対して弱いのです。

生地や染めの状態によっては、エタノールとの接触によって色落ち・変色などが起こってしまう可能性があります。

着物のカビの予防法と取り方をご紹介!

大切な着物にカビが発生してしまうと非常に悲しいですね。

ここでは、着物の天敵「カビ」が発生する原因や、予防策について解説します。

また、既にカビが発生してしまった着物については、ご自宅でできるカビの取り方・落とし方を紹介したいと思います。

「色合い」によるカビの進行度の見分け方

着物に発生したカビの繁殖がどの程度まで進行しているかを見分ける為には、カビの「色」を観察して判断するのが確実です。

着物に繁殖するカビは時間経過によって「白」→「黄」→「黒(こげ茶)」と色が変化します。

発生から時間が経つほどカビは根深く、生地に浸透するように繁殖し、除去・清掃する難易度も増していきます。

とはいえ、既にカビが生じてしまっている着物であっても、発生から長期間経っていない「白カビ」の状態ならば、応急処置的なクリーニングで一定の改善が期待できます。

しかし、長期間放置され続けて、生地に浸透するように固着し根深く居着いてしまっている黒・こげ茶カビのような場合は、除去することはもちろん、カビを目立たなくする応急処置すらも諦めざるを得ません。

ここからは、着物に繁殖するカビの状態を色で見分けて「白カビ」「黄カビ」「黒カビ(こげ茶カビ)」の3種類に分けて、それぞれの繁殖の進行状態について説明します。

また、それぞれの状況において可能な解決法・対策を紹介していきます。

白い斑点が浮き出ていたら白カビ

着物に白い斑点として浮かび上がるのが白カビです。

この場合、着物を包むたとう紙が黄色く変色しているはずです。

たとう紙は、カビ防止や型崩れを防ぐために着物を包んでおく、吸湿性に優れた和紙です。

たとう紙は吸湿量が増えるにつれ、黄色く変色していきます。

たとう紙の黄色への変色は、いわば「もう吸湿できないから交換して!」という、SOSの信号です。

たとう紙は1枚数百円で購入できますので、できれば年2回の交換をおすすめします。

白カビに関しては早期発見ができれば、まだ比較的、カビは落としやすい状態です。

通常の着物クリーニングサービスに出せば、有機溶剤によるドライクリーニングで、白カビは綺麗に除去されます。

これは「丸洗い(まるあらい)」という洗浄方法で、大方10,000円前後で利用可能です。

黄カビまで至ってしまったら「洗い張り」を

白カビを数年間放置するとカビは黄色味を帯びて「黄カビ」となります。

白カビよりも一層頑固で根強い「黄カビ」の繁殖まで至ってしまったら「洗い張り(あらいばり)」という作業が必要となります。

洗い張りは着物を縫い合わせている糸を一度全て抜き、反物の状態にしてから洗って、再度仕立て直す方法です。

洗い張りの価格は反物の状態にするだけなら20,000円程度、反物の状態にしてから再仕立て(縫い合わせ)まで依頼すると約100,000円かかることもあります。

帯からカビ臭を感じた時の対策とは

意外に多いのが、見た目にはカビが発生していないのに、帯からカビ臭がするというケースです。

帯からカビ臭がするという場合、「帯芯」がカビている可能性が高いです。

帯芯は、帯の内側に縫いつけられていて、帯の硬さを調節する布地です。

帯芯は帯の内側にあるため、陰干しでは湿気を完全に取り除くことが難しく、カビが発生しやすい部分となっています。

しかも帯芯は、帯の内側に隠れており、見た目ではカビが生えているのか判断できないので、カビ臭の原因が分かりづらいのです。

帯芯がカビている場合は、帯芯を取り出して洗い張りやカビ取りを試してみましょう。

それでもしつこくカビや汚れ、臭いが残る場合は、帯芯を取り替えるしかありません。

帯芯取り換えは、材質などの違いから価格に幅があり、帯芯と作業の代金を合わせて3,000円~8,000円程度です。

カビが発生する前に知っておきたい予防法

着物のカビ対策で最も重要なのは、カビが発生しないように予防策を講じることです。

カビの発生を予防する上で最も重要なのは、着物を湿気にさらさないことです。

ここでは、ご自宅でできる着物の湿気対策についてご紹介します。

着物を脱いだら収納する前に陰干ししましょう

着用した直後の着物は、汗や空気中の湿気を多く含んでいます。

そこで、桐箱などに収納する前に必ず、風通しの良い室内で半日ほど陰干しをしましょう。

直射日光は着物の変色を導く恐れがあるため、陰干しにしてください。

また、陰干しの際に着物にシミや汚れがついていないか、こまめにチェックすることも大切です。

シミがついたまま保管してしまうと、時間の経過とともにシミが定着して落ちにくくなってしまいます。

自分で対応するのが難しいような激しい汚れは、陰干し後に着物クリーニングに出すようにしてください。

たとう紙に包んで保管

着物の保管というと桐たんすへの収納が一般的ですが、桐たんすは高価なものです。

比較的安価に手に入る、プラスチックの衣装ケースなどでも着物を保管することは可能です。

また、着物を収納する際には必ずたとう紙に包むようにしてください。

ただし、たとう紙を長く使っていると、湿気を吸ってふにゃふにゃになったり、黄ばんできたりします。

たとう紙の変形・変色は、たとう紙が劣化しているサインです。

たとう紙の汚れや黄ばみは着物に付着して、汚れを着物本体にも移してしまうことがありますので、定期的に交換しましょう。

着物に合うヘアアレンジ。ショートボブ編

ショートボブは、髪のお手入れも1番楽と言われます。

髪をストレートにおろした状態で着物を着てもボーイッシュで可愛いですが、ヘアアレンジで少し印象を変えてみてはいかがでしょうか。

外ハネ

毛先を小さく外ハネにするだけで、一気にこなれ感が出ます。

時間がないときなどに、コテを使ってササっと簡単にできるアレンジです。

髪飾りを付けて、華やかな浴衣でお祭りに出掛けてみても良いかもしれません。

ハーフアップおだんご

1つに結ぶのは難しくても「ハーフアップはなんとかできる!」という方におすすめです。

細めのコテで少しまいてから、へアセットすればフェミニンな印象になります。

アンティーク着物や、明るい色味の紬などと合わせてみてはいかがでしょうか。

着物に合うヘアアレンジ。ミディアム編

ミディアムヘアの方の場合は、長すぎず短すぎないため、ロングヘアに比べたら所要時間はそこまでかからず色々なアレンジができるでしょう。

ご紹介するヘアスタイルの中で、場合によってボブの方でもアレンジできるスタイルもあるかもしれません。

シニヨン

まとめ髪の代表格であるシニヨンは、ミディアムヘアにも応用できます。

(1)トップを全体の3分の1くらいとって結びます。
(2)両サイドの髪を(1)の上で結んでくるりんぱします。
(3)下に垂れている全ての髪の先を結び、丸めこむように上げます。
(4)全体をほぐし、ピンで留めて、髪飾りを付けたら完成です。

ふんわりとまとまったシニヨンは、振袖や訪問着、浴衣などに用いると良いでしょう。

おだんご

おだんごは簡単にできて、さらにおだんごする位置でも印象が変わるので活用しやすいですね。

ここでは高めの位置でおだんごするパターンをご紹介します。

(1)まず、高めの位置で全ての髪の毛をまとめて結びます。
(2)(1)のゴムが隠れるようにおだんごの形を作って、細めのゴムで留めます。
(3)まわりの毛が飛び出してこないように、ピンやスプレーなどで固定しましょう。
(4)髪飾り・かんざしを付ければ完成です。

高めの位置のおだんごは可愛らしい印象になるので、浴衣や御召・紬などの普段着の着物で出掛けるときにおすすめです。

ダブルくるりんぱハーフアップ

ミディアムヘアでハーフアップをすると、女性らしさが増し、顔周りがすっきりとした印象になります。

くるりんぱを多用したハーフアップをご紹介します。

(1)トップの髪を後ろで結んで、くるりんぱします。
(2)両サイドの髪を(1)の上で結んでくるりんぱします。
(3)結び目をおさえて全体を手でほぐして、おろしてある部分を巻けば完成です。

初詣へ出掛けるときの振袖や付下げ、訪問着などに合わせたヘアアレンジとして用いるのもおすすめです。

着物に合うヘアアレンジ。ロングヘア編

着物を着る機会があっても、普段自分でヘアアレンジしない方は、セットが難しく感じるかもしれません。

そこで、自分で簡単にできて、着物に合うヘアアレンジをご紹介していきます。

ロング・ミディアム・ショートボブと、髪の長さ別にまとめたので、自分の髪の長さにはどんなヘアアレンジ方法があるのかチェックしてみてください。

ロングの場合

それでは、まずロングヘアの方向けの着物に合うヘアアレンジをご紹介します。

ロングであれば髪の長さを活かして様々なアレンジが可能です。
 

シニヨン

シニヨンは、まとめ髪の代表とも言えます。

ゆるくまとめることで、ふんわりとした可愛い印象になります。

(1)耳から後ろの髪の毛を、耳より下の位置で1つにまとめます。
(2)(1)の髪をくるりんぱします。
 ※くるりんぱ…結んだ髪の結び目の上に輪を作り、毛束を輪の上から通すこと。
(3)耳より前の毛束をねじりながら、くるりんぱの中に入れ込みます。
(4)下から出ている毛束もくるりんぱの中に入れ、ピンで固定すれば完成です。

夜会巻き

夜会巻きとは、髪をねじり上げてコームやかんざしを差し込み、かっちりと留めるスタイルです。

夜会巻きは「大人の女性」の雰囲気が出て、キャビンアテンダントやビューティアドバイザーなどが仕事中のヘアスタイルとして用いることが多いです。

(1)まとめやすくするために、水かヘアローションで髪を湿らせておきます。
(2)後頭部で髪をねじりながら上方向に持っていきます。
(3)夜会巻き用のコームを使い、ねじりと同方向に向かって入れ込み、固定します。
【かんざしを差し込む場合】
 ・(2)の髪の横から斜め上方向に向かってかんざしを差します。
 ・髪と一緒にかんざしを回し、先を上から下に刺しこんで固定します。

サイド寄せ

女性らしさがアップして見えるサイドヘアアレンジは、洋服だけでなく着物にも合います。

巻き髪にしてサイドに寄せ、ねじってピンで留めても良いですし、サイドで三つ編みやお団子にしても可愛いですね。

比較的簡単にできるので、時間がないときなどにおすすめです。

サイドヘアアレンジは、華やかな髪飾りを付け、振袖や袴、浴衣などによく合います。

ラプンツェル

ラプンツェルは、女の子なら一度は憧れるプリンセスヘアとも言われています。

品のある編みおろしヘアは、お呼ばれスタイルとしてぴったりです。

(1)右寄りになるように、全体をトップから編み込んでいきます。
(2)編み込み部分をほぐし、トップに少しボリュームが出るように調整します。
(3)お好みで花の髪飾りなどを散りばめると、よりプリンセスのように華やかな印象になります。

ラプンツェルヘアで、浴衣やカジュアルなパーティーなどの場へ出掛けると、注目の的になるかもしれません。

ラプンツェルはロングヘアならではのヘアスタイルです。

ロングヘアの方は、ヘアカットしてしまう前に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。