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「バイセル(BUYSELL)」が選ばれている6つの魅力

バイセルを利用するメリットや魅力をまとめましたので、改めて振り返ってみましょう。

最短で即日での対応

バイセルの査定員の都合が合えば、最短で問い合わせた当日に出張査定してもらえます。「明日の予定が急になくなって暇になったから、ちょっと頼んでみようかな」というときも、もしかしたら対応してくれるかもしれません。

買取を急いでいる場合は、返答が早い電話で問い合わせてみて、最短でどのくらいで来てくれるか聞いてみましょう。

手数料は無料

出張料・宅配送料・査定料・買取キャンセル料などは無料です。手数料の類は一切かからないので、全く損することなく着物を買い取ってもらえます。気軽に査定に出すことができ、安心感と信頼が持てます。

状態が悪くても査定してくれる

お手持ちの着物が何度か着た後なら、もしかしたら汚れやシワがついているかもしれませんね。また場所を取るからと付属品類を捨ててしまう性格の方もいるでしょう。「シミがあるから、どうせ買い取ってもらえない」「証紙や付属品は全部捨てちゃったし、安値でしか買い取ってくれないだろう」と諦めていませんか。

たとえ新品同様の状態でなくても、バイセルなら状態によっては中古品でも買い取ってくれます。小さなシミ・シワ程度なら買い取ってもらえる可能性はあり、付属品がなくとも着物自体に価値があると判断されれば高価買取が期待できます。どうせ買取は無理だと匙を投げず、まずは査定をしてもらいましょう。

専門性の高い査定員がいる

バイセルでは商品に関する勉強会を日々行っており、査定員の査定技術を丁寧に磨いています。熟練した査定技術を継承しており、すべての査定員が高いレベルを持って査定できるように研修をしています。

買取実績が業界でトップクラス

バイセルが持つ月間約20,000件(※2019年度当社合計の問い合わせ数(当社調べ))という問い合わせ件数は、買取業界でもトップクラスです。数多くのユーザーと向き合ってきて信頼を獲得してきた結果が実績として表れますから、買取実績の多さはユーザーからの信頼度の高さに比例すると言っても良いでしょう。

買取ジャンルが幅広い

バイセルでは着物を始め、切手・毛皮・古銭・金券・ブランド服やバッグ・貴金属・お酒・宝石・時計・骨董品・車を取り扱っています。

幅広いジャンルを買い取ってくれるので、着物以外にも売りたいものがあれば、一緒にその場で査定してくれます。品物ごとに違う専門業者を呼ぶ手間がなく、簡単に様々なものを査定してもらえます。

着物を売る5つの方法とそのメリット・デメリット

着物を売るとき、着物専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめしました。ですが、様々なサービスや情報媒体がある現代において、他にも着物を売る手段はいろいろありますよね。なぜ着物専門の買取業者や出張買取をおすすめするのか、他の手段と比べてその理由を説明します。

出張買取

メリット
自宅にいながら査定を行ってくれるので、特に用意するものもなく簡単に取引ができます。着物に余計に触れることもないので傷みづらく、綺麗な状態のまま査定してもらえるので、高価買取が期待できます。また、その場で現金で払ってくれる業者が多く、すぐにお金が手に入る安心感があります。

デメリット
査定員が来る日時を決めなくてはなりません。自分の都合の良い日・時間を設定せねばならず、プライベートの時間があまり取れない人には不向きでしょう。また、いくら信頼できる買取業者とは言え他人を自宅に上げることに抵抗がある人にとってはデメリットでしょう。

宅配買取

メリット
好きなタイミングで発送できるので、時間がない人でも自分の生活リズムを崩さずに取引ができます。着物を丁寧に梱包したり、伝票を記載したり、細々した作業がする人は苦にならず、楽しく買い取ってもらえるでしょう。

デメリット
着物にシワができないように気を使ってダンボールに入れたり、配達伝票を書いたりするなど細々した作業が必要です。また、この方法では梱包・配送時に着物に傷や汚れがついたり糸がほつれたりして、実際に査定する場面では状態が悪くなっている可能性があります。

フリマアプリ

メリット
多くの方はスマートフォンを1人1台持っているでしょうし、いつでもどこでも出品できたり買い手と取引できたりして便利です。着物の写真を撮って簡単な説明文を書けば、誰でも着物を売りに出すことが可能で、着物を売る方法の中では1番手軽です。

デメリット
出品している着物に買い手がついた場合、その人が本当に着物に精通しているかどうかは確認する手段がほとんどありません。実際についた買値よりも価値があり、出品した着物は本来であれば本当はもっと高く売れるはずなのに、安価で手放すことになってしまう可能性もゼロだとは言い切れません。

ネットオークション

メリット
フリマアプリと同様に、いつでもどこでも出品でき、買い手と取引できます。取引相手との交渉はネット上ですので、人とコミュニケーションを取るのが苦手な人でも気楽に売却できます。また売値を自分で決めることができ、買い手がつけばその額面のお金を手に入れられます。

デメリット
「落札したのにいつまで経っても買い手が代金を支払わず、先に着物を送るよう要求される」「着物を発送してから10日も経つのに、買い手から未だに届いていないと連絡が来た」など、売り手・買い手・配達業者の間でトラブルになる可能性があります。

売り手・買い手は互いに直接顔を合わせないでやり取りするので相手がどんな人か分からない、配達業者が荷物を預かっている間は具体的に着物がどうなっているか正確には分からない、と不安要素がたくさんあります。手軽に着物を出品・落札できる反面、諸問題が不透明なオークションでの取引はリスクを伴います。

リサイクルショップ

メリット
近所にあれば即座に売ることができ、手っ取り早くお金を手に入れたい人には向いています。大型の店舗であれば着物を持っていくついでに、家電や日用品など他の商品を持ち込むことができ、まとめてたくさんの物を売りたい人にはおすすめです。

デメリット
素材や丈にもよりますが、着物は全体で1キログラムほどあり、持ち運ぶのが大変です。リサイクルショップに持ち込むとしても、着物を抱えて歩くだけでも大変なのに、着物が入る大きさの箱やバッグを用意するなど手間がかかります。

また、宅配買取の項目でも説明したのと同様に、持ち運びしたときにシワができたり汚れがついたりする可能性があるので、査定額が低くなってしまう恐れがあります。

買取で損しないための必要な3つのコツ

ここまでは着物がどんな状態だと高価買取が期待できるか、どんな買取業者だと安心して査定に出せるかなどをチェックしてきました。この項目では着物を売りたいと考えている方が、取引で損をしないための方法を説明します。

コツ1:着物専門の買取業者に査定してもらう

せっかく大切な着物を売るなら、着物専門の買取業者に任せるべきです。リサイクルショップや一般的な買取業者は、着物以外の商品をたくさん取り扱っているため、着物に精通している人が査定する保証がありません。

万が一、着物の知識があまりない人が査定を行った場合には、着物本来の価値が見極められず、安価で買い取られる可能性があります。

一方、着物専門の買取業者であれば、着物に関する知識は豊富であり、また査定する際の審美眼を備えています。査定員は査定する着物が有名作家の作品か、上質な糸が使われた生地か、高度な技術が使われているデザインかなど、素人目には分からない違いを熟知しています。着物を買い取る際には、価値相応の値段をつけてくれるので、着物専門ではない業者よりも安心感と信頼が持てます。

コツ2:複数の買取業者に査定をしてもらう

前述しましたように、買取業者の規模も大小様々であるため、それぞれ買取実績が多い少ないとバラつきがあります。もちろん実績が多い業者の方が査定員の目が肥えており、着物について正しい買取金額を提示してくれる可能性が高いです。

実績が少ない業者だと、査定員が本当に適正な買取価格をつけられているのか、ちゃんと査定するべきポイントを押さえて査定できているのか曖昧な場合が少なくありません。

このような背景もあり、査定をお願いした業者が1社だけだと買取金額が適切か分からず、不安が拭えないですよね。

そのため、複数の着物専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。複数の査定員に着物を見てもらえれば、査定額を比較することもできるため、おおよその買取相場も把握でき安心して売ることができます。

また、複数提示された査定額の中で1番高額で見積もってくれた業者で買い取ってもらえればお得ですよね。1社だけに任せず、複数の着物専門の買取業者に査定してもらうのがベストな選択でしょう。

コツ3:代表的な着物の相場を把握する

さらに、着物の相場を調べておくことで、悪徳業者に安値で買い取られるリスクが減ります。 特に友禅や紬、振袖に訪問着などの代表的な着物の相場や、有名な作家の着物の相場を把握しておくことは査定してもらう際の目安になり、安心して査定依頼ができるでしょう。

着物を高値で鑑定してもらうための3つのポイント

着物を鑑定に出すときに、少しでも高値をつけてもらえる可能性を上げるためのポイントを解説します。この項目に注意してから査定に出すと、もしかしたら買取価格がアップするかもしれません。

ポイント1:着物を鑑定する時にチェックされる項目を把握する

査定員は着物のどんなところを見て査定しているか、気になりますよね。どんな点に注意すれば高価買取の可能性があるのか、チェックしておきましょう。

種類

着物は汎用性が高いものほど重宝されるので、中古着物市場での人気が高く高価買取が期待できます。 留袖・振袖・訪問着・付け下げは、入卒式・成人式・結婚式・パーティなどの畏まった場や、デザインによっては家族や友人とのお出掛けにも活用できるので需要があります。

色無地・小紋・絣(かすり)はシンプルな模様や地色なので万人受けしやすく、こちらも市場では人気が高いです。 ですが、喪服となると葬儀・告別式・法事くらいでしか着る機会がないので汎用性が低く、死別した人の前で着用した服なので中古品は需要がほぼありません。

状態

まず最初に挙げられるのが、シミやカビが発生していないか、汚れやシワがついていないかなどの着物の状態です。着物の状態は、新品に近ければ近いほど高価買取が期待できます。

中古品でも保存状態が良く、まだまだ綺麗に着られそうなものであれば高値がつく可能性があります。中古品だからと買取を諦めず、まずは査定してもらうことが大切です。

ただし、カビ・シワ・汚れ・色焼け・虫食い跡がたくさんある、シミ・色焼け・汗の黄ばみが広範囲だったり色味が濃かったりするなど、あまりにも酷く劣化していると買取を断られる可能性があるので注意しましょう。

サイズ

着物は丈が長ければ長いほど需要があります。何故なら背が高い人も低い人も、着るときにおはしょりをすれば大抵の人は着ることができるからです。着物の丈が短いと背が高い人は着ることが難しく、その分需要の幅が狭くなってしまいます。

大は小を兼ねるという言葉があるように、着物の丈が長ければ着物市場では重宝されます。 しかし、丈が短すぎる(145センチを下回る)と汎用性が低くなるため、こちらも買取業者によっては買取を断られる場合があることに留意してください。

和装小物もまとめて査定してもらう

帯・帯留め・かんざし・草履・バッグなどの和装小物があれば、一緒に査定してもらいましょう。どれも着物の装いに欠かせない小物であり、着ていく場面や気分によって使い分けられ複数持ちしても損はないので、着物と同様に需要が高いです。

特に帯関連品は、人肌に直接触れることがないので状態が良い場合が多く、フリーサイズとして汎用性もあることから高価買取が期待できます。

証紙の有無

証紙とは、その着物作品が本物かどうかを証明するための紙のことです。証紙は伝統工芸の組合が発行し、織元の名前や織り方・染め方、素材や生産地の登録商標などが記載されています。

買取査定する際に査定員に証紙を見せれば本物だと判断されるため、高価買取の可能性が上がります。

ただの紙切れだからといって捨ててしまわず、大切な証明書ですので一緒に査定してもらいましょう。 ただし、伝統にとらわれずに自由に制作したいと考え、あえて組合に入らず証紙がない作家もいます。証紙がないから偽物である、という断言はできないことに留意しておきましょう。

ポイント2:業者選びにこだわる

着物を取り扱っている買取業者はどこも同じ、と思っていませんか。現在、着物専門の買取業者は全国にあり、その規模も大小様々です。

業者選びにこだわらないと、査定してもらったときに損をしたり、取引後に後悔したりする場合があります。どんな業者を選べばいいのか悩んだときは、以下のポイントを参考にしてみてください。

各種手数料が無料である

業者によっては、実際に着物を買い取るか買い取らないかは別として、査定するだけで査定料が発生するところがあります。着物を買い取ってもらえても、買値がつかなかったとしても、どのみち料金が発生したら損ですよね。査定料が無料ですと気軽に査定を依頼できますし、余計な出費を抑えられます。

また、他にも買取業者によっては見積もり料・買取料・キャンセル料などを何かと手数料を請求するところもあります。逐一支払うと出費がかさんでしまうので、手数料が一切かからない買取業者を選ぶことをおすすめします。

出張査定がある

出張査定は、査定員が自宅まで来てくれて、利用者は自宅にいながら取引ができるサービスです。買取業者にもよりますが、主に用意するものは身分証明書くらいで、買取が成立した際に見せるだけで特にしておくべき作業もありません。

査定も丁寧に且つ素早く行ってくれるので、時間が多く取れなくても心配いりません。簡単で早くて便利、しかも家にいながら着物を査定に出せます。

また、着物を店舗に持ち込んだり、段ボールに詰めて配送したりする手間がなく、運んでいる最中に着物に汚れがついたり糸がほつれていたりする心配がないため、買取価格が下がることを食い止められることもメリットですね。

取引の流れやフォロー体制に透明性がある

お金のやり取りが発生するサービスですから、どのような流れで査定されるのか知りたいですよね。また、査定後の契約内容はどうなっているのか、取引後のフォロー体制が整っているのかなどが不明だと、着物を売りに出すこと自体が不安になります。

買取業者が誠実な対応をしてくれるか、取引する際に詳細な説明があるか、お客様相談室は設置されているかなど、ユーザーの不安を取り除いてくれる体制が整っているかを把握しましょう。

素早く対応してくれる

買取を申し込んでからすぐに業者から連絡が来ると、ユーザーに真摯に向き合っている感じがして好印象ですよね。また、質問があるときに即座に答えてくれると、業者に知識が豊富にあるようで安心できます。

こういった業者は買取実績が多く、多くのユーザーに対応してきたからこそ素早い反応ができます。ユーザーの反応にスピーディーに対応できる業者は、対応が遅い業者より信頼度が高いと言って良いでしょう。

全国規模である

もしあなたが地方に住んでいる場合、都心にしかない業者に着物査定は頼みづらいですよね。出張買取の場合は査定員が自宅に来るまでに、宅配買取の場合は着物を発送してから査定が完了するまでに時間がかかり、不安が募ります。すぐに対応してくれる全国規模の買取業者を選べば、迅速な対応・取引成立が期待できますので安心です。

ポイント3:持っている着物が高額買取の対象になっているかを把握する

着物は生地の素材や織り方、付属品などで大きく価値が変わります。お持ちの着物が高価買取が期待できるものかどうかを把握しておきましょう。

友禅・紬は高値で買い取ってもらいやすい

友禅(ゆうぜん)と紬(つむぎ)は、着物の中でも代表的で人気のある種類になります。友禅は主に京友禅と加賀友禅に分かれ、絵画のようなデザインや美しい色味で有名です。他にも落ち着いた色味や渋さが特徴の東京友禅があります。

紬は蚕の繭から紡いた糸で織った絹織物のことで、滑らかな肌触りが特徴的です。有名な紬作品は、大島紬・結城紬・牛首紬・郡上紬・塩沢紬・信州紬などが挙げられます。

どちらも職人の手織りであれば、高い芸術性や技術の精巧さが表現されているので価値が高く、高価買取が期待できます。また需要も高いですので、比較的買い取ってもらいやすいです。

有名作家・産地・メーカーのものは高価買取が期待できる

洋服やバッグですと、グッチ・カルティエ・エルメス・コーチなどが有名ブランドであり、人気が高いことをご承じでしょう。 着物業界も同じく有名作家やメーカーなどが存在し、ブランド品は高値で売買される傾向にあります。

有名作家は、木村雨山・久保田一竹・与那嶺貞(よなみねさだ)・森口華弘・由水十久(ゆうすいとく)・木村武資・小宮康孝・志村ふくみ・平良敏子・中村勝馬・羽田登喜男などが挙げられます。

有名産地の着物は、越後上布・宮古上布・西陣織・首里織・読谷村花織・紅型染・久留米絣・備後絣・伊予絣・薩摩絣・本場黄八丈などが挙げられます。

有名メーカーや呉服店は、翠山(すいざん)工房・龍村美術織物・千總(ちそう)・藤娘きぬたや・大羊居(たようきょ)・竺仙(ちくせん)・銀座もとじ・ゑり善などが挙げられます。

西陣織の場合は証紙を確認して、登録ナンバーを検索する

2008年に西陣織の証紙について改訂がされ、使用素材やその配合割合、製造元などを示す品質表示ラベルを証紙に貼り付けることが義務付けられました。

証紙は黄土色でメガネのような形をした紙で、「西陣織産地証明証紙」という文字と製造メーカーの登録ナンバーが書かれています。これは西陣織工業組合が発行しており、付けられた着物や帯は本物の西陣織であることが保証されます。

ちなみに、組合のホームページで登録ナンバーを検索することが可能で、ヒットすれば紛れもない真の西陣織であることが分かります。無論、本物の西陣織で有名作家の作品であれば、高価買取の可能性があります。

付属品があるなら一緒に査定してもらう

先ほども紹介しましたが、和装小物や証紙があれば一緒に査定してもらいましょう。また、たとう紙があれば包んだ状態での査定に出すことがおすすめです。たとう紙とは着物・帯を包んでいる薄手の紙のことで、吸湿効果があり通気性に優れています。

カビやシミは湿気によって発生するため、たとう紙で包むと着物を良い状態で保管できるのです。また、柔らかく着物・帯を包むのでシワがつきにくいなどメリットがたくさんあります。

できるだけ綺麗な状態で査定に出せますので、常に着物はたとう紙に包んで保管し、そのまま査定員に見せましょう。 また、帯・帯留め・和装バッグなどの和装小物も一緒に売ると、着物と併せてまとめて買い取ってもらえる可能性があり、その分買取額が上乗せされることが期待できます。

着物の保管方法を解説

特別な日の衣装やおしゃれ着として使われることが多い着物ですが、いざ着ようというときにカビや虫食い跡があったのでは、せっかくのハレの日が台無しです。

しかし、適切な着物の保管方法については十分に知られていないというのが現状ではないでしょうか。

着物は繊細な衣類で、保管には特に気を使わなければなりません。

正しい方法で保管しなければ、カビやシミが発生するなど、保存状態が悪化してしまう恐れがあります。

着物の保管についての基礎知識や、桐たんすが無くてもできるおすすめの保管方法や保管アイテムについてご紹介します。

着物が長持ちする最適な環境は?

着物を良い状態のまま長持ちさせるためには、着物を保管する環境が重要です。

着物にとっての最適な保管環境とは、直射日光が当たらず、湿気が少ない場所です。

着物には空気中の湿気を吸収しやすいという性質があります。

着物の代表的な素材である絹は湿気に弱く、湿気を吸ったまま保管しているとカビが発生してしまうことがあります。

発生してから日が浅いカビであればクリーニングなどで落とせることもありますが、長く保管している間にカビが発生してしまった着物は、元に戻すのが困難であることが多いです。

できる限り、そもそもカビを発生させないように保管しておくことが大切です。

また、着物は直射日光に当たり続けていると、色あせや変色を起こしてしまう可能性があります。

着物を良い状態のまま長持ちさせるためには、着物の大敵である湿気や直射日光を避けられる保管環境を選びましょう。

なぜ桐たんすは着物の保管に適している?

着物の保管にはプラスチック製の衣装ケース等よりも桐たんすが良いと言われます。

なぜ桐たんすで着物を保管したほうがいいのでしょうか。

着物の保管に桐たんすを利用することのメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
・素材の桐が湿気を吸ってくれる
・虫がつきにくく燃えにくい

デメリット
・場所を取るため設置できるスペースが限られる

桐たんすを利用するメリット、桐たんすに着物を収納する際の注意点について解説するとともに、広いスペースが無くても利用できる桐たんすについてご紹介します。

桐たんすの代わりに衣装ケースを活用しよう

桐たんすは着物の保管に適していますが、価格が高いことがネックになってくるかもしれません。

「着物の保管に適しているなら桐たんすを買ってみよう」といったように、気軽に買えるものではありません。

そこで桐たんすの代用品として、プラスチック製の衣装ケースやスチールラックを使用する方法が考えられます。

プラスチック製の衣装ケースやスチールラックなら、ホームセンターやネット通販などでも手頃な価格で購入できますし、取り扱いも簡単です。

着物を畳んだ状態から三つ折りにして収納すると考えると、幅60cm×奥行40cm(もしくは幅40cm×奥行40cm)程度の大きさの衣装ケースならちょうどすっぽりと収まります。

着物は収納時にあまり多く重ねすぎると型崩れの原因となるため、5枚程度重ねると考えれば、高さは20cm程度あれば十分でしょう。

ただし、衣装ケースやスチールラックは、やはり桐たんすに比べて性能は劣ります。

プラスチック製の衣装ケースなら湿気対策、スチールラックなら紫外線対策は怠らないようにしてくださいね。

100円ショップアイテムを利用して着物を保管する

着物を広げたまま掛けておく家具を「衣桁(いこう)」と言いますが、木製の良いものですと販売価格は1万円を超えます。

もし価格の面で衣桁を買うのを躊躇していて、他に安価な代用品がないかと思っている方には、100円ショップのアイテムを利用することをオススメします。

最近の100円ショップはデザインが洗練されている物が多く、一見して100円ショップの製品とは思えないほどです。

さらに100円ショップには、「ニッチな用途」に特化した商品もたくさんあります。

「着物用ハンガー」が売っているお店もありますし、バスタオル用に幅が大きく広がる可動式のハンガーもあります。

本格的な衣桁を入手するまでの間に合わせでも、100円ショップアイテムの活用は検討する価値があるかもしれません。

着物保管時のトラブルを避けるためには

収納時に十分注意していたとしても、衣装ケースなどに着物を長く保管しているうちに、独特の臭いや虫食いなどが発生してしまったという経験はありませんか? 着物は、良い状態を保つのに非常に手のかかる衣類です。

桐たんすに収納する、乾燥剤やたとう紙を用いるなどして「完璧」と思える環境を一度作ったとしても、そのまま長期間放置してしまってはトラブルの原因になってしまいます。

保管しきれない着物は買取に出すのも得策

大量の着物を保管するのには手間もかかり、時間も体力も必要とされます。

着物を保管することが大変になってきたと感じたら、どうしても手元に置いておきたい特別な着物以外は、状態が悪くなる前に買取に出すというのも1つの賢明な手段です。

何年も袖を通していなかった着物も、買取を通して頻繁に着用してくれる人に引き継がれることにより、より有効活用されることになります。

お持ちの着物が新品・未使用で汚れやシミがないもの、絹(正絹)製のもの、有名産地の着物や伝統工芸品・有名作家の着物などであれば、高く買取してもらえる可能性は大いにあります。

加えて、着物はサイズによっても需要の違いがあります。

丈が150センチ以上のサイズであれば需要が高いため、買取してもらえる確率も上がります。

なお、着物の色や柄については、その時々の流行によって需要が変動する傾向があります。

着物を買取に出す際には、着物の価値をしっかりと見極められる着物専門の買取業者に査定を依頼するようにしましょう。

着物に関する専門知識を深く持っている買取業者であれば、安心して着物を任せることができます。

総合リサイクルショップなど、着物に特化していない買取店では専門知識を有するスタッフが店舗にいない可能性が高いです。

着物1枚1枚の本来の価値を正しく判断できず、高い価値のある着物であっても、思わぬ安値で買取されてしまう可能性があります。

単衣の着物の楽しみ方について

着物に興味はあっても、なかなか着る機会がないと思ってはいませんか。

普段着として仕立てられている単衣(ひとえ)なら気軽に楽しめるので、着物初心者にもおすすめです。

着回しのきく単衣で気軽に着物を楽しみましょう。

単衣と袷の違いとは?

そもそも単衣と袷(あわせ)の違いとは何でしょうか。

着物に馴染みがない方だと、両者の違いが分かりづらいですよね。

簡単にではありますが、着用できる場面や素材など、それぞれの違いをまとめました。

・裏地がついている着物のこと
・振袖、訪問着、色無地、留袖などの礼装用から、小紋や紬などの普段着まで幅広い種類がある
・結婚式、式典、大規模なパーティーなど、フォーマルな場で着用できる
・主に使われる生地は正絹だが、最近は化学繊維のものも多い
・10月から5月にかけて着るのが適切

振袖や訪問着などは、式典に参加する際に着用した経験がある方も多いでしょう。

それらの秋から春にかけて着るような、厚手で生地がしっかりしているものは概ね袷であるといえます。

単衣

・裏地がついていない着物のこと
・絽や小紋に代表される普段着に仕立てられることが一般的
・普段着として扱われるので、フォーマルな場では着用できない
・主に使われる生地は木綿とウール
・初夏や初秋の過ごしやすい季節に着るのが最適

単衣はやや薄手の着物で、家族や友達と遊ぶときや、近所へお出掛けするときの着用におすすめです。

木綿など軽い素材で作られることが多いため、軽くて着心地が良く、暖かくなってきた時期や少し肌寒さを感じる日に1着あると重宝します。

単衣の着物っていつ着ればいいの?

裏地のない単衣は、着用すると涼しくて軽いのが特徴であるため、6月と9月が着用に適しています。

着る時期はとても短いように感じますが、あくまでも目安であって、きっちり分ける必要はありません。

5月や10月でも暑い日には袷ではなく単衣を着る人もおり、その日の外気温によって自由に着物の種類を選ぶのは洋服と同じ感覚です。

単衣に合わせる帯は、名古屋帯・半幅帯・兵児帯といった普段着用のものが良いでしょう。

単衣は普段着として楽しむのに便利!

単衣に使用されることの多い木綿やウールは、軽くて通気性もあって動きやすく、近所への外出やちょっとした集まりに着ていくのに便利です。

また、近年では着物の柄に水玉や千鳥格子といったものが描かれることも多く、礼装のように着る場所や格を気にせずに自由に楽しめるようです。

帯や半襟も同様で、レース素材や海外発祥のデザインを使用したり、季節のイラストをモチーフにしたりと、カジュアルな和装として定着しつつあります。

着回しがきく単衣の着物は人気が高い

フォーマルな席で着用するのは留袖や訪問着、振袖といった袷が一般的です。

とはいえ、生地や色柄によっては礼装として着用できる単衣もあり、帯や小物類も礼装用のものを選べば問題ありません。

帯や小物類の形式を気にすることなく普段着として着ることの多い単衣は、着物を気軽に楽しみたい人を中心に注目されています。

初夏や初秋という着用時期の目安はあるものの、長襦袢やショールを羽織ったりすれば、もっと長く着用できます。

着物の種類の中でも自由度の高い単衣を着用し、気軽に身軽に和装を楽しみましょう。

古着屋で着物を売るってどうなの?

近年、国内外で中古着物の需要が高まっていることで、ひと昔前まで着物の買取を行っていなかった古着屋やリサイクルショップなども買取を行うようになりました。

そのため古い着物をただ処分するのではなく、買取に出そうと考える人も多くなっているのではないでしょうか。

しかし、適切な買取店を選んで着物を売らなければ、損をしてしまう事例もあります。

当コラムでは着物の買取で損をする理由について、また損しないためのおすすめ買取方法などをご紹介します。

着物の売却先にはどんなところがある?

着物を買い取ってくれる場所、方法に関しては、いくつか選択肢があります。

それぞれの特徴を把握し、自分に合った着物の売却先・買取方法を明確にしておきましょう。

着物の売却先を大きく分類した場合「リサイクルショップ」「店舗型の着物買取専門店」「ネットの着物買取専門店」の3つの方法があります。

街にある店舗型の着物買取専門店は、リサイクルショップなどに比べて、店舗数は多いとは言えません。

しかし、着物に特化して買取を行っているからこそ、他の売却先と比べて買取価格が高くなりやすい傾向があります。

一方で、ネットの着物買取専門店は、主にインターネットを介して着物を専門的に買い取る業者を指します。

実店舗型が着物の持ち込み買取を主に行っているのに対し、ネット型の場合は宅配や出張で着物を買い取っていることが多いです。

「着物買取専門店」で着物を売却すると良い理由は?

着物を高く売るには、その着物の価値を正確に判断してもらわなければなりません。

しかし着物は、数ある中古品ジャンルの中でも査定が難しいとされています。

その理由は、着物にはたくさんの種類があることに加え「作家」「ブランド」「産地」などと、着物の価格を正しく決めるための評価ポイントが多岐にわたるからです。

これらを見極めるには、着物に関する豊富な専門知識が必要です。

着物に特化していない店舗へ買取査定に出した場合、価値を知らない査定スタッフによって実際よりも低く見積もられてしまう恐れがあります。

「着物の価値を最大限に活かして高く売りたい」ということであれば、着物の価値が見極められる着物の買取専門店を利用した方が得策と言えます。

着物の買取方法は何がおすすめ?

着物の買取方法は、持ち込み買取の他にも宅配買取や出張買取という方法があります。

「近くに買取店があり、着物1枚を買取に出したい」という方には、持ち込み買取が気軽に利用できるので良いかもしれません。

しかし、一度に大量の着物を売りたい場合やそもそも近くに着物の持ち込み買取に対応しているお店がない場合は、宅配買取と出張買取の利用を検討した方が良いでしょう。

古着屋やリサイクルショップで着物を売ると損をする?

古着屋・リサイクルショップなどでも着物を買い取ってもらえる店舗があります。

しかし、このような中古品買取店で着物を売ると損をしてしまうかもしれません。

なぜ損をしてしまうのか、その理由を説明していきます。

古着屋は買取相場が低めに設定されている?

着物の持ち込み対応をしている買取店は、テナント管理費や水道光熱費などの店舗運営費が毎月かかっています。

そのため、売上から店舗運営費を引いたうえで利益を確保しなければならないので、無店舗型に比べて買取価格が低く設定されている傾向にあります。

また買取店によっては、買い取った品物の再販経路が「店頭での販売」のみの場合も多いでしょう。

店頭で抱えられる在庫にも限度があるため、買取自体を断られてしまう場合や買取可能でも安価になってしまうケースが少なくないです。

重量で査定されてしまうことも

取り扱い品目の多い総合リサイクルショップでは、着物を単なる「衣類」として扱う店舗も少なくありません。

着物の重さを測り、重量のみで査定額を算出する重量査定を行っている場合が多々あります。

着物は著名な作家が仕立てたものや、有名な産地・ブランド品であれば価値が高いです。

しかし、重量査定の場合だとどんな着物であっても重さだけで価値を判断されてしまうので、非常に損してしまう事例もあります。

そのため大切な着物を売る際には、重量査定を行っているような買取店は避けることをおすすめします。

複数枚の着物の持ち込み買取は不便

「近くに中古品買取店があるからそこで着物を売ろうかな」とお考えの方もいるかと思います。

しかし、大量の着物の買取を検討している場合、たとえ近くにあったとしても着物を店舗へ持ち込むのは不向きと言えるでしょう。

サイズにもよりますが、着物1枚の重さは約1キロと言われています。

それを複数枚売るとなると、数キロ分の着物を中古品買取店に持っていかなければなりません。

仮に車を使ったとしても、車まで運ぶのも手間ですし、車に入れられる着物の量も制限されています。

また、家と店舗を往復することなどを考えれば、ガソリン代などもかかってくるので、手数料等がかからない宅配買取や出張買取よりも損してしまう可能性が高いです。

これらを踏まえたうえで一番おすすめしたい着物の売却方法は、着物の買取専門店での宅配買取や出張買取の利用です。

着物のプロに質問!着付けやコーディネートのポイント

ちょっとした日常生活やお出かけで着物をさらっと着こなす女性って素敵ですよね。

でも、「1人で着物を着ることはできるけれど着こなしとなると難しい…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

シーンに合わせた着物と帯の組み合わせや、小物は何を使うかなど決めることが多く悩みますよね。

しかし、基本のポイントを押さえれば着物はカンタンに、そして綺麗に着こなすことができます。

今回は南青山にお店を構える『きもの和處 東三季』の店長、晝間さんに着物選びのポイントから、シーン別のおすすめコーディネートまでたっぷりお話を伺いました。

きもの和處東三季の店長を務められている晝間 しげこさん。
自身も着物スタイリストとして現在も著名人をはじめ数々の方に着物のコーディネートを提案。着付け教室でも自ら指導を行ってらっしゃいます。

着物を今まで以上にもっと楽しむためのご参考にしていただければ幸いです。

着物を今まで以上に楽しむコツを聞いてみました!

着物を選ぶ際に気を付けたいポイントは何ですか?
着物を選ぶ際に気をつけたいポイントは「シーンを考える」「予算を考慮する」「お手持ちのアイテムに合わせた選定」「リサーチを行う」「お店選び」の5つです。
着物を何のために着るのか、どこに着ていくのか、どのようなシーンに合わせるかを考えることが重要です。予算の考慮とは、基本予算を変えることで着物選びの選択肢の幅も変わりますので非常に重要であるといえます。

また、お手持ちの着物や帯がどんなものなのかを確認することはコーディネートする時の重要ポイントで、レンタルでも良いという場合は購入する必要はありません。

あまり深く考えすぎず、あくまで自分の状況に合わせた選択をするのが良いのではないでしょうか。大枠が決まったら、着物に関する情報を収集しましょう。

情報収集はどのようにしたら良いでしょうか?
着物の情報を手軽に収集できる媒体ですと着物専門雑誌がおすすめです。
着物にまつわる様々な情報から着こなしまで参考にできるだけでなく、自分が欲しい着物をイメージすることが、準備の段階では大切になります。

また現在では、インターネットを用いて情報を集める手もありますので参考にしてみてください。

実際に着物を買う場所選びのコツはありますか?
着物販売店にも様々な形態がありますが、呉服店を探す際は、婦人誌に掲載されているお店か有名デパートが、最新の情報と商品があるので安心だと思います。
老舗と呼ばれる店舗でも時代の流れがありますので、必ずしも自分が気に入ったものを扱っているとは限りませんので注意してください。

中古の着物を扱っているお店など形態は様々ですが、大切なのはサイズやメンテ等をきちんとアドバイスしてくれる店員さんがいるかどうかが重要になるのではないでしょうか。

着物選びと洋服選びで違う点は何ですか?
着物選びは「自分を知ること」と「エイジレス」の2点が、洋服選びとは大きく異なります。
着物はそれぞれの体格に合わせて仕立てるものですので、寸法を測ってもらい自分の体のサイズを知りましょう。大抵の呉服屋さんであれば気軽に採寸してくれます。ただし、採寸もお店によりマチマチなので、3ヶ所位のお店等で寸法を頂いてみましょう。

もう一つのポイントであるエイジレスとは、「年齢によらず誰でも身につけられる」という意味で、着物は年齢を重ねて体型が変化したとしても着付の仕方で着こなすことができます。大巾に体型が変化した場合は仕立て直しもOKです。

又、帯合せや小物使いでも、着こなしは無限にあります。これが着物の次世代にもバトンタッチする事ができるという洋服に無い魅力です。

着物を着る際にありがちな悩みについて聞いてみました!

体型の悩みをカバーするにはどうしたらよいでしょうか?
着物は着方ひとつで「個性美」を出すことができるので体型の悩みは解決します。
着物の場合は洋服とは異なり着方が決まっていますが、着こなしを変えるだけで自分らしさを出せます。「自分の体型はこうだから、この柄は似合わない」などと決めつけるのではなく、自分の姿を写真に撮って客観視するなど一歩下がって考えてみましょう。

また、仕立てによってその人に合う柄の配置がありますので仕立てにくわしい呉服屋さんに相談してみるのも良いでしょう。

失敗しない着物と帯の組み合わせのコツを教えて下さい。
着物と帯のコーディネートの基本は「色のグラデーション」「補色の関係」「大柄+小柄」「無地+柄」という4つを押さえておけばそれ程気になりません。
着物コーデのポイント! ■色のグラデーション
着物と帯が近い色でとけこむ様なイメージで選びましょう。

■補色の関係
補色とは、色相環で反対に位置する色を指します。例えば着物が紫を基調としている場合、補色は黄色となりますので黄色を帯に取り入れると全体の印象が締まります。

■大柄+小柄の組み合わせ
着物の柄が大柄の場合、小柄の帯を合わせるようにします。反対に着物が小柄の場合、大柄の帯を合わせるのが良いでしょう。

■無地+柄の組み合わせ
無地の着物には柄物の帯を合わせる、反対に柄着物には無地帯を合わせるとスッキリとした印象になります。

着物を着こなす際の小物の合わせ方で大切なことは何ですか?
大切なのは着用シーンに合わせたTPOです。
小物も様々な種類がありますから、着物の基本のコーディネートのポイントを押さえて選びましょう。

アクセサリー類に関しては、冠婚葬祭のTPOに合わせた選択を。お稽古の場面では、作法と師匠の意見に従うと良いでしょう。

遊びの場面であれば、ピアスなども自由に楽しんでもよろしいのではないでしょうか。

着物って本当に奥が深いですね。晝間さんが考える着物の魅力を教えてください。
色々ありますが、年齢に合った魅力を醸し出せる点でしょうか。
着物は体全体を覆うものですが「隠す」ことによる上質の色気を感じさせます。若い方が着れば露出する美しさではなく、あえて内に秘めるという魅力が出ます。
そういった意味ではエイジレスな楽しみ方ができることや、年齢を重ねれば体型の気になる部分をカバーしてくれるというメリットもあります。

世代を問わず着られるというのは、洋服においてはなかなか難しいでしょうが着物では可能ですし、親から子へと代々受け継がれるものなので歴史を共有するという喜びもあります。

また、着物は一枚の布ですので、もし着られなくなったとしても小物へとリメイクすることもできます。「布の一生」を全うさせられるのも着物の洋服とは違った魅力があるのではないでしょうか。

たとう紙とは?使い方は?有名呉服店のたとう紙の価値

あなたは着物を保管するとき、どのように保管していますか?
着物をお持ちになっている方でたとう紙を使って着物をしまっているという方は少なくないかと思います。
今回はたとう紙に関する豆知識や有名呉服屋のたとう紙をご紹介します。

たとう紙のメリット・デメリット

たとう紙のメリット:湿気や保管シワから着物を守る

たとう紙は和紙で出来ており、和紙は通気性にとても優れ除湿効果も高いので、着物を包む等の用途に用いられるのです。

関西出身の方はたとう紙という名前ではなく文庫紙と呼ぶので、そちらの方が馴染みが深いかもしれません。

着物の保管においてたとう紙を使用するメリット、それはなんといっても湿気の予防ではないでしょうか。

着物は湿気の影響をとても受けやすく、場合によってはカビが生えてしまうこともあります。

どんなに大切な着物であってもカビがはえてしまうことで着られなくなり、処分するしか方法がないという事態になりかねません。

たとう紙を使うと湿気やカビの防止になるだけでなく、裸の状態で着物を保管するわけではないので布地にシワをつきづらくしてくれます。

また、たとう紙はほぼ無料で手に入れることが出来るだけでなく着物の購入の際についてきますし、もし必要なら呉服店でも安価で購入が可能です。

たとう紙のデメリット:糊のついた薄い紙は虫食いの原因に

着物を保管する上で湿気と同じく注意しなければならないのは虫食いです。

たとう紙は虫食いの予防にも高い効果を発揮しますが、たとう紙に保管しているのにも関わらず虫に食われてしまったという場合があります。

この原因はたとう紙の中についている糊が原因と言われ、虫にとって大好物なのです。

この糊は大抵の場合、たとう紙の中で着物を包んでいる薄紙についていることがあるので、大切な着物を保管するときは薄紙は取っておきましょう。

また、ずっと同じたとう紙を使用しているとだんだん黄色く変色してきます。放置するとさらにシミとなり着物に移ってしまうので注意が必要です。

たとう紙で包むだけではダメ?たとう紙の有効的な使い方

たとう紙を使い着物を保管する有効な方法をまとめてみました。

たとう紙の薄紙は捨てる

たとう紙の中に入ってる薄紙はふんだんに糊を用いています。

虫がその糊に誘引されてやってくるので、その結果着物にも穴を開けてしまうというのが虫食いの理由なのですが、それを防ぐためたとう紙の薄紙を捨てましょう。

そこに糊が沢山付着しているため、捨てることにより虫の発生率を抑える事が可能です。

たとう紙は半年に一度交換する

たとう紙の保管効果は、長くても2年程度で薄れてしまうといわれていますが、中には2年未満だけれどもシミが付着する場合がありますので、定期的にチェックを行いましょう。

黄色いシミや箪笥シミがで始めたたとう紙は直ちに交換してください。

また、色が変わっているだけでなく膨らんでいるたとう紙の使用も控えた方がいいでしょう。

たとう紙が膨らんでいることは、そのたとう紙が湿気を含み膨張しているというサインですから、放置するとカビの原因となりかねません。

たとう紙にも価値が付く?!価値証明の手段にもなるたとう紙

たとう紙は単なる着物保管として以外にも、着物の価値を証明する手段となる場合があるのでご紹介します。

ブランドによりオリジナルのたとう紙がある

たとう紙によって、お手持ちの着物の品質を証明することが可能です。

実は有名な着物ブランドであれば偽物も流通すると言われており、中にはプロでも見分けが困難なほどクオリティが高いものがあります。

このような事態を防ぐために有名呉服店がオリジナルの刻印をつけたたとう紙を使用し始めました。

たとう紙にオリジナルの刻印をつけておくことでこの着物が本物なのかニセモノなのかの証明手段の一つとなったのです。

オリジナルのたとう紙の代表格、志ま亀

着物のブランドの証明となるようにとしてたとう紙に独自のデザインを施している店で最も有名なのは志ま亀でしょう。

志ま亀ブルーという言葉もあるくらい有名かつ、一度見たら忘れられないようなデザインで非常に有名な志ま亀ですが、その歴史はとても長く200年以上の長い歴史があります。

1810年頃京都に初の店舗を構えてからは高級呉服の基礎と呼ばれるものを確立し、牡丹を使用したデザインで有名になってからは老舗としての風格を出しつつも人気を高めていきました。

日本の伝統衣装である着物が多くの方に愛される社会を目指して着物業界を牽引していますが、やはりこれほど有名になると、贋作の量も徐々に増えていきます。

それを防ぐために志ま亀独自のたとう紙を作ったと言われています。このように落款や証紙を確認する事ができない場合、たとう紙は価値を判別する上でとても参考になります。

遺品整理で出た着物はどうするべきか?遺品の買取について

数年前から終活という言葉が流行り、自身が亡くなった時に親族に迷惑をかけないよう、生前にご自身の手で身辺整理をしておくという方も増えてきています。

とはいえ手が及ばず多くの遺品が遺されるケースも多々あるようです。着物も遺品として遺されることが多く、御祖母が亡くなってしまった後、整理に追われる方の数は少なくありません。

「思い出が詰まっているから捨てるのも違うし、かといって整理しないわけにもいかない」という具合で、どこから遺品整理していいか中々迷ってしまうのではないでしょうか。

遺品整理について

遺品整理を行うには時間や労力のほか金銭的コストを要しますが、遺品整理を行うタイミングはいつがベストなのでしょうか。

まず遺品整理をする前に、祖母をはじめとした親族の方がなくなってしまったあと、故人が結んでいた契約やサービスの解約、役所への届け出を行わなければなりません。

下記は一例ですが、

・死亡届の提出
・水道、電気、ガスの契約名義の変更
・故人が契約していたサービスの解約(携帯、クレジットカード等)
・厚生年金の手続き
・健康保険証の返却、変更
・世帯主変更届
など、やるべきことは山積みです。
諸々の手続を済ませた後、いつ頃のタイミングで遺品整理をするかに関しては個人差はありますが、初七日、35日または49日の法要に合わせて行うご家庭が多いようです。

遺族が一堂に集まるタイミングで行う事でスムーズに遺品整理を行う事ができます。

遺品の着物を処分する方法

祖母の遺品整理の中でも特に処分に悩むのが着物ではないでしょうか。

サイズの合う女性しか着られませんし、手縫いの着物を仕立て直すのは時間と費用がかかります。

かといって生前祖母が着ていたことを考えると大切な思い出が沢山詰まっており、捨てる事などできませんよね。

捨てることなく処分する方法と特徴を簡単にご紹介します。

1.形見

こちらに関しては手間が掛からず手早くできるので一番楽な方法です。しかし問題は保管場所です。

親族で分担して持ち帰ったとしても、自宅の箪笥で保管せざるを得ないのでいずれ自分の箪笥の整理が必要となるでしょう。

2.自分の手でリサイクルする

きものはリサイクルする事を前提にして作られている衣服です。

手縫いの着物に限った話ではありますが、糸を解くことで長襦袢として使用したり布団カバーにする等の応用が利きます。

しかしこれにはある程度まとまった時間を割く必要があり、専門知識も必要です。大量の着物が遺品としてある場合、現実的な手段とはいえないでしょう。

3.リサイクルショップで売る

リサイクルショップに持ち込み買い取ってもらうことで、大量の着物も引き取ってもらえる可能性があります。これにより整理も可能ですし手間もそれほどかかりません。

しかし着物を持ち歩くというのは体力を非常に消耗しますし、着物専門の査定員がいないのでプロが見ればわかるブランド着物があっても殆ど値段はつかないでしょう。

4.着物買取業者で売る

着物買取業者に買取をお願いすれば経験豊富な査定員が高価格で着物を買い取ってくれます。

出張買取をしている業者であれば電話をするだけで自宅に査定員が来るので手間が殆どかかりません。

着物買取では、一見素人にはわからない物に思わぬ高額がつくこともあり、なおかつ短時間で査定から換金まで行ってくれます。

遺品の着物買取について

なかには着物買取業者がどこまで買い取ってくれるのか疑問をお持ちの方もいるかと思います。また、遺品を買い取ってもらえるのかという質問もあるでしょう。

結論から申し上げますと、「遺品の着物だから買い取れない」ということはまず無いでしょう。遺品も基本的に殆ど全てのものが買取対象となります。

汚れているものは買取対象外になる事もありますが、ものによっては買い取ってもらえる可能性が十分ありますので、一度相談されてみる事をお勧めします。

また本来は価値のあるものが安く買われてしまう等、遺品であることが買取額に影響するという事はありませんのでご安心ください。

遺品整理もできて高額で買い取っていただけるなら利用しない手はありません。

買取業者にもよりますが、ご自宅まで経験豊富な査定員が査定しに来てくれるので大切な着物をどこかへ運ぶ必要もありません。

その場で査定を受け、価格に納得したら現金その場で現金を受け取れます。

納得できなかった場合のキャンセル料や査定料、相談料は一切無料ですので安心して利用できます。